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映画「返校 言葉が消えた日」を見た感想

 
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常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

「返校 言葉が消えた日」という映画を見ました。
すごく良かったです。
2019年に台湾で大ヒットした映画で
2021年7月30日から日本の映画館で上映が始まりました。
私が見に行った土曜日の夕方の回はほぼ満席でした。

ホラーと思ってみたのですが
ミステリーでもあり歴史証言で恋愛要素もあり
それらが見事にバランス良く融合し完成したすごい映画です。
原作がゲームだということも驚きです。

時系列バラバラでエピソードが出てきて
最初は何がなんだか分からなかったのがだんだんと繋がっていき
「そうだったのか!」と分かってくる面白さ。
そしてだんだんとホラー要素が良心の呵責だったり不安の塊だったりと
人間の弱さの表現なのだと分かります。
大変な恐怖ですが納得がいきます。映画に引き込まれます。
お化けの造形が見事です。
そして人間の強さと優しさ気高さもきちんと描かれていました。
綺麗事じゃなくて命がけで人間が人間に踏みとどまろうとする姿に心打たれます。

好きな音楽を聴いたり奏でたり、好きな本を読んで語り合ったり
そんな自由が抑圧されて誰も幸せになれるはずがないのに
人間は弱いからすぐに恐怖と不安に負けておかしな世の中にしてしまう。
見ざる聞かざる言わざるで人が人を裏切って人間が居なくなってしまう。
良心の呵責に苦しまないように忘れたり、自分は悪くないと言い聞かせて
自分自身まで裏切ってしまう。

心が自由で何かを誰かを愛したことを
苦しくても傷ついても忘れたらいけないのです。
死んでも忘れたらいけないし
覚えていて伝えるために生きなくてはならないのです。
それを表現するために
この映画では主人公が二人居て視点が交互に変わります。

実際におきた歴史的事件を元に描かれています。
忌まわしき歴史になのでしょうが
それを忘れ去らずに誰かが表現して伝えて来てくれました。
これもまた命がけで人間が人間に踏みとどまるための勇気ある戦いなのだと思います。
この奇跡に感動し感謝します。
世界的にも自由が抑圧され恐怖に支配される時代はよくあるのだと思います。
この映画はいま日本人が見なければならない映画だと思います。
台湾の過去の状態に今の日本が近づいている気がします。
この映画を見る時はエンディングテーマの終わる最後の最後まで見て
チャン先生の声でメッセージが流れるので絶対に聞いてください。

 

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常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

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