「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」感想
NHKで1月19日から3月9日まで放送していた土曜の夜ドラマ
「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」
1回も逃さず夢中になってみてました。
最後から2番目の話が最高潮で涙流しながら見ました。
その分最終回が残念な感じがしました( ´•ω•` )
主人公があまり頑張ってない・・・妹に託すのかよって思った。
つーか、妹、拳銃と車盗んで出て行って結局なんだったんだ・・・
ストーリー的にもっと美味しく料理して欲しかった・・
結末も、主人公が「まだ終わってないんです」って言ってて
あの街は何も解決してない様で政府はシラを切っていて
ここでドラマを終わりにするのは気持ち悪さを残したいんか!って
福島原発事故のパロディなのかな、と思いました。
実は最終回を考えずに作っていたのではないか?と思うくらい
なんだかな~~って思う最終回でした(ーー;)
主人公が最後に持っていた「希望」って何なんだろう?
私には分かりませんでした。
しかし最終回まで引っ張られたのはやっぱり面白かったから
ある時から原因不明で街中の人々がゾンビ化していって
ぼんやり生きていた主人公が
一緒に暮らしている女友達二人とその彼氏と娘と
主人公の離婚協議中で別居中の夫と
主人公の冴えない父と上京したがっている受験生の妹と
父のアルバイト先のコンビニで父の先輩の店員の音楽青年と
9人でひとつ屋根の下に宣布生活をすることになる。というのがもう
面白すぎる!
どんどん本音が出てきて
追い詰められている人間から人生観が炙りされていく。
けっこう女目線の愛情について描かれていて「おお!」って感じがします。
みんなけっこう可愛くて悔しいくらい拗れてる。
主人公は自分の夫のことを突き放してどうでもいいってな風だったのに
親友と不倫していたのを知ってから離婚届にハン押さないって意地になる。
不倫していた親友も普段クールなのに実はけっこう寂しがっていて
主人公の夫との関係が切なく なんだか憎めない・・
主人公の夫がゾンビになる時、朦朧としながら思い出を語るけど
それが全部主人公との思い出で不倫相手が可哀想になるヽ(;▽;)ノ
主人公のもうひとりの親友がアホな感じの子なんだけども
前科者の彼氏にあっけらかんと語る愛がすごく大きく
彼の娘にもとても好意的で仲良しになる。
その背景に、彼女はで子供が欲しいのにできない体で悲しみをしょっている。
各キャラクターの人間模様がとっても深くて
実は実は と明かされていく本音が絶望的状況でグッと来まくるのでした。
絶望的状況というのはドラマ的に全てが際立つ感じがします。
明るいシーンもこんな状況でってなるとより可笑しい。
このドラマは淡々として滑稽でコミカルで雰囲気が独特で良かったです。
主人公のキャラクターが醸しだしていたボンヤリとした感じ。
土曜の夜にぴったりでした。
面白かったんだけど好きだったんだけど
終わり方がな~~~
なんか不満足です (´・ω・`)ショボーン