左ききのエレンを読んだ感想
以前このブログにも書きましたが
http://sawayano.com/ikiru-kurasu/2017/09/29/hidarikikinoerenn_saigomadeyomitainoni/
気になる漫画「左ききのエレン」の最終巻がkindleで発売されまして
ついに最後まで読むことができました(^O^)
最終巻、面白かったです。
最高に盛り上がりました。
もうロックンロールです。
読んでいてすごくドキドキしました。
もうね、10巻のクライマックスが
「あーーーーーーーーーっL(゚□゚)」オーマイガ!」って感じで
「ヒイイイイイイイイイイ~~~~~」って
「(」゚ロ゚)」おぉ(。ロ。)おぉΣ(゚ロ゚」)」おぉ「(。ロ。「)おぉ~」って
感じになりました。
まだ読んでない方のために内容は言わないよぅ
文句なしの(‘∀`)スンヴァラッッスィィィィィィィ終わり方でした。
これって希望を描いた物語だったんだなーって
最後まで読んで思いました。
いっぱいどうにもならないような事が起こった後
それでも! と前向きに生きるキャラ達
はううううううっ
そうか、希望の物語はこうやって描けばいいのか とちょっと思いました。
希望の物語は昔から私が描きたくて描けなかったモノです。
トライしては、なんか違うーってギャーってなってました(;´д`)
希望の物語を描くポイントは多分
長年のエピソードと絶望的状況をこれでもか!と見せることですね。
エピソード量が少ないと表現しきれない気がします。
この「左ききのエレン」は巧みな構成で過去と現在と未来が交錯し
色んなキャラクターの目線から語り口を変え
エピソードを重厚に重ねています。
最終巻に前半出ていたキャラクターや場所がいっぱい出てきます。
あの時ちょっと出てきただけの人だと思っていたのにー
もう出てこないと思っていたのにーー
繋がってたーって(*゚▽゚*)
再会したーって(*゚▽゚*)
嬉しくなります。
それは主人公の成長そのものでした。
主人公に「よく頑張ったね~~」って言ってあげたいです。
主人公は光一だと思うのですが
エレンも頑張った!
エレンの物語はこれからって気もします。
光一以外のキャラクターを主役にした物語は
また別の機会に描かれると思います。
「左ききのエレン」は
天才になれなかった光一が
本物の天才であるエレンに出会って
お互いに影響しあう話。
あちこちに張られた伏線がどんどん回収されいくのが
とても気持ち良かったです(*゚▽゚*)
どうやったらこんな巧みな構成ができるんだアアアァァ( °∀°)ァァアアアああ
物語も優れているけどキャラクターも皆 人間らしく個性が強くて良かったです。
因みに私はあかりが一番好きです。
とくに9巻のあかりが好き。
あんなにも強引で勝手でふざけた態度を取るワガママ女王様なのに
一番幸せだった時を思い出すあかりが なんかちょっと切なく、かわいい。
作者のかっぴー先生は男性ですが
この漫画は男性キャラより女性キャラの方がカッコ良く描かれてる気がします。
みんな女神のように力強く、素敵です。
これから読む方、
絶対に1巻から順序正しく一話たりとも飛ばさず読みましょう。
キンドルで本になっている状態で読むのがおすすめです。
構成が巧みなものは本でイッキに読んだほうがいいです。
私は1巻から9巻までイッキ読みしつつ
10巻が出るまで3週間ほど待ったのですが
待ってよかったと思ってます。
私、この3週間、色々ありまして
主人公たちの苦悩に より心寄せることができました。
何かの運命なのでしょうか(^_^;)
仕事で悩んだり悔やんだりしたことがある方は読むとグッときます。
「それって大人ですか?」とか・・・グッとくるセリフがいっぱい
はぁはぁ(*´д`)ああ、もうネタバレしそうだ
「読めよ」って言いたいです。
ちょっとした紙に書いてそっとあなたの席に置いておきたい・・・
はぁはぁ・・・
今「左ききのエレン」は「ジャンプ+」で
別のマンガ家さんの絵で新連載が始まっています。
ほぼ同じ内容です。
新連載はともかく
ほかの人の絵にしなくてもいいと思うんですが
もとの「左ききのエレン」は絵が下手だと言われています。
下手というか雑だっただけだと思うのですが
ロックンロールな漫画で作者の魂の叫びが表現されているので
別の人の絵でそれが再現できるのか超えられるのか??
作画担当になったマンガ家さんのプレッシャーを思うと何だか気の毒であります(;・∀・)
マンガ家で「絵が下手」と言われている人は大概 速く描いていて雑なだけだと思います。
実はけっこう上手い人が「下手」と言われることが多い気がします。
見る目がない人が多い中
本が出て後の世に残ればやがて「全世界が鼻血ブー」なることでしょう
多くの人に知ってもらって後の世に伝え残って欲しい漫画です。
みんな、「読めよ!」