主婦をしながら漫画・イラスト制作してます。常夏さわやのブログ

パン種を起こす(失敗談)

 
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常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

私は時々、というか、かなり頻繁にパンが食べたくなります。

しかし、安いパンは何が入っているんだ?ってくらい

フワフワで甘くて高カロリーで食べたら余計に欲しくなります。

高いパンは高いし(;´∀`)

自分で作れたらいいな、と思ってパン作りに興味津々なのです。

レシピはいっぱい見ました。さっさとその通りにつくればいいのに

ドライイーストやベーキングパウダーを購入するのに抵抗がありまして

乳酸菌発酵でなんとかならないかな?とか思って

去年何回か米のとぎ汁から乳酸菌発酵液を作ってパン作りに挑戦したのですが

ものの見事に失敗しまして~~

しばらく止めていたのですがまたパン作りたい欲求に駆られてきました。

去年読んだ本「中華料理の文化史」に

中国北方の一般家庭で行われている簡単なイースト(イーストと書かれていたと思う)の起こし方が載っていまして

分量とか詳しい事が載って無いので実践せずにいたのですが

テキトーにやっちゃえー(^O^)/という気になりまして

テキトーにやってみました!

 

なんですかこれ?って

これは強力粉に水を入れてちょっと練ったものです。

(今回使った粉は昭和の協力小麦粉クオリテ)(水は横浜市の水道水)

液状のゆる~い生地を煮沸消毒した瓶に入れてサランラップで蓋をしています。

サランラップにはフォークで点々と空気穴をあけてあります。

窓辺で放置して醸すのを待っています。

本に載っていた簡単なイーストの起こし方がですね、

①小麦粉を水でこねる。

②液状に近い柔らかい生地を作る。

③卵くらいの大きさの生地をそのまま数日置くと

中の乳酸菌が自然発酵して酵母になる。

「中華料理の文化史」張競著 ちくま文庫より

ってあったんですよー

液状に近くて卵くらいの大きさの生地ってどんなんだー??って思ったんですが

テキトーにやってみました。ドロドロです(・∀・)

この頃、よい天気で部屋の温度は25度以上30度未満と、醸すのにいい感じでした。

二日目も同じようなお天気であたたかく、瓶の中の小麦液はモクモク泡立っておりました。

これをスプーンで混ぜるとネットリモチモチして重かったです。

混ぜるとちょっと泡がしずまりました。

匂いはほのかにパンみたいな匂いがしました。

後から思うとここで止めて一丁小麦に混ぜてパンを作ってみたら良かったかも。

私は炭酸みたいにシュワシュワ言っている状態がOK状態と思っていて

この時点ではまだ早いな、と思ってしまいました。

3日目になるとなんだか気温が25度以下になってしまって

そのせいか分かりませんが泡が減りました。

泡の層が小さくなった分、底に沈殿している層が大きくなりました。

 

匂いはアルコール臭と乳酸の酸っぱい匂いの中間みたいな匂いがしました。

グリグリ混ぜると匂いがしなくなったので酸素不足だな、と思って1日に何回も混ぜておきました。

4日目は見た目はあまり変わりないのですがやっぱり泡が減りました。

全体のカサが低くなっています。

3日目より匂いがきつく、ヨーグルト臭がします。

混ぜたらペンキみたいな匂いになりました。

3日目にはまだモチモチ感があったのにサラサラになってしまいました。

舐めてみると甘かったので まだイケるかな?と思ってしまいました。

ここでちょっと菌を元気付ける事を考えて砂糖水を入れようかと思いました。

しかし、そうしたら小麦粉と水だけのシンプルな実験が終わってしまいます。

そんなわけで別の瓶を用意してそこに黒糖と水を入れて砂糖水を作り、

シンプルな実験瓶のかきまぜた生地をスプーンで4杯くらい入れて混ぜてました。

(今回使った黒糖は三井製糖の粉末黒砂糖)(水は横浜市の水道水)

二つの瓶を窓辺に置いて醸すのを待つ・・・・

気温は相変わらず25度以下で曇っていました。

曇り空と低い気温は次の日も同じでした。

(/ー▽ー)/フフフ、、、なんだか無残ですね~

2日目にはあんなにモチモチ泡立っていたのにとっても静かになってしまいました。

匂いもあまりしないです。

サラサラで混ぜてもあまり変わり無いです。

舐めてみたらマズいです!苦いです。

黒糖水の方は・・・

静寂!

匂いは黒糖オンリーです。

味はうす~い飲むヨーグルトって感じです。

これってどうなんだろう?判断できなくて

そのまま次の日を迎えました。

はい、わたくし、諦めがつきました。

ここで終わりにします。もう6日目だしね。

菌が生きている気がしないです。

シンプル瓶では仄かなペンキ臭がいたします。

混ぜたらサラサラ。

舐めてみる気にはなれませんでした( ̄▽ ̄;)

黒糖はどうだったかな・・・・

_| ̄|○

もう流してしまいましたよヽ(;▽;)ノ

今回の実験でイーストを起こし、パンを発酵させることはできませんでしたー。

こんなテキトーで成功したら世話ないわ~って

気温が高かったら何とかなったかな~とかちょっと思ってます。

しかしヨーロッパの電気のない時代とかどうしてたんだろう。

日本の関東より寒いでしょうに。

暖炉のそばにでも置いていたのだろうか?

私はダメ元でやっているのでガッカリする資格もないでしょうが

前述の「中華料理の文化史」には現代の一般家庭でやっている簡単なやり方の前に

古代人がやっていた超手間の掛かるイーストの起こし方も載っていました。

やろうとしている事は同じなのにその手間の差ときたら凄まじいです。

難しく考えると難しいやり方しか思いつかなくなるのでは?と思いました。

そんなワケで楽観的にテキトーにやってます。

しかし悔しいなー!

振り返ってブログなんか書くと尚一層悔しいわヽ(;▽;)ノ

今度また気温が高くなったらトライしたいと思います。

私の目的はシンプルなパンを作って食べること。

シンプルっていうのは材料も道具も少なめで、という意味と

なるべく昔の人のやり方に近いやり方でやりたいのです。

道のりは長そうだ( ̄▽ ̄;)

 

 

 

 

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