節分の豆と魔除けの話
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2月になりました。
もうすぐ節分です。
節分というのは昔は季節の変わり目毎にあって
春夏秋冬に節分がありました。
室町時代あたりから1年に1度になって
年の最初の季節の変わり目に重きを置いて
立春に節分をしています。
立春を正月として祝うこともあり
春の節分は大晦日として
1年の大事な浄めの儀式で別格なのです。
豆は蒔く前に枡に山盛りにして神様に奉納します。
それから鬼に向かって投げます。
季節の変わり目に邪気が入りやすいから
魔除けの豆をまいて家を守るのです。
外にまいた豆は白い紙に包んで塩を降って浄めて捨てます。
儀式ですね~~
鬼に向けた豆が発芽するのは縁起が悪いので
生の豆ではなく炒った豆を使うのです。
儀式ですね~~
豆は「魔滅」の音から魔除けに使われています。
なんだダジャレか、と思うなかれ
「音魂」が大事で
「鬼は外、福は内」と声に出すのも
豆をパチパチ打ちつけて音を出すのも大事。
昔の人は音や言葉に霊力を感じていたのです。
音があると魔物も邪も寄りづらい、というのは
なんだか分かる気がします。
鰯の頭を柊に付けて玄関に飾る。というのも魔除けで
鰯の頭を焼いたら臭いから
柊の葉がチクチクとがっているから。
魔除けになるのです。
なんか・・・・けっこう動物的というか
鬼以外の小さき魔物も居るんでしょうね。
昔の人の生活に灯りのない闇の存在を感じます。
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