「覚悟力　仕事と人生の不安を断つ思考」を読んだ感想

自分がいつまでたっても優柔不断で何かと困るので

どうにかしたくてこういった本を手に取ってしまう。

この本で紹介されている「覚悟」とは、諦めて腹をくくるのではなく

未来を拓くための「覚悟」

すなわち「結果を心配する心」を離れて「自分の信念に基づいて行動する力」

前書きにそう書いてあるのを読んでグッときたので期待して買いました。

最初から最後までノンストップ耳の痛い話ばっかり続きます。

「不安だから迷うのではない」「迷っているから不安なのだ」とか

自滅していく人は神でも救えない

「私なりに頑張った」は逃げ

などなど

けっこうハッキリと強く人の弱さを突いてくれて　弱虫にはイタイイタイ。

人の意見を聞かない人の態度とか言っている事とかリアルな例があって

あるある～～って思います。

「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」とか書いてあって

Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ　ですよ

失敗を恐れてあえて何もしないという考えは

長所を殺してでも短所を隠すということ。これには発展がない。

Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ　だけど納得

短所をなくすだけではその人やそのものの「個性」というものは発揮できない

「長所」こそがその人らしさやそのものの本質を表すのであり、世の中を豊かにする元

Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ　だけど少し嬉しい。

基本的にサラリーマンに向けた本で

組織の中での覚悟の話にけっこうな頁を使っています。

部下の立場の話も面白かったのですが

リーダーが大変で

リーダーや上司になるような人こそは

仕事に理想がないとやってられんな、と思いました。

表現はこの作者なりの言葉ですが似たような話は他の本でも見受けられたな、と

それは真実であり私に必要でまだ習得できていない事なんだと思います。

「覚悟」を決めるとは

自分がどのように生きるか決めるということ。

いかなる人間になりたいか？常に自らに問うておくこと。

後書きを読んだら

作者さんも昔は自信がなく、人の意見に振り回されてばかりだったとか　

ちょっと安心しました。

作者さんは「人生戦略書」という自分の人生のシナリオを自分で書いて

覚悟が決まってガラッと人生が変わったといいます。

作者さんは「人生戦略書」を書くことを奨めていますが

フォーマットはこの本には載っていません。

フォーマットなんて無く、ただ書くだけなのかもしれません。

自分が納得する物を書ければ良しで

どこかにある答えに合わせようとしてはダメなんでしょう。