主婦をしながら漫画・イラスト制作してます。常夏さわやのブログ

みうらじゅんFESに行ってきました。

 
この記事を書いている人 - WRITER -
常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

6月1日に夫と二人で「みうらじゅんFES マイブームの全貌展」に行ってきました。

場所は茨城県筑西市にある「しもだて美術館」で初めて行きました。建物の外に「飛び出し坊や」があって「おお!」と思いました。

「アルテリオ」という建物の三階が「しもだて美術館」になっていて一階のカフェがグッズ販売所をかねています。

いざ美術館の展示室に入場すると、面白い後ろ姿がボンッボンッって。そこにはもう、みうらじゅん氏の世界が広がっていました。

今回の展示は子どもの頃の作品からコロナで巣篭もりをしていた頃の作品までマイブームの作品とコレクションが一同見れます。

子どもの頃から今に至るまで変わらぬ好奇心とエネルギーを持ち続けているのだと分かりました。幼少期からずっとスゴイ!

8歳で作った「ケロケロ新聞」の絵が上手で驚きました。

また自分で漫画本を作っていて、編集者もやって、キチンとした本を何冊も作っているのです。スゴイ!

また10代で仏像がマイブームになって、お寺めぐりをいっぱいして、その事も本にしていて、お寺のパンフや券を切って貼っているのですがセンスが良くて、文章も少年の驚きや感動が素直に書かれていて、面白いのです。

大人になってからは更にコレクションが充実しまくりです。

牛漫画で漫画家デビューする頃には牛グッズをコレクションしていました。

有名な「いやげもの」シリーズが見れたのは良かったです。

貰っても困りそうな謎の土産物たち。どれもネーミングが秀逸なのです。

ゆるキャラは「郷土愛2020」のポスターがオリンピックのパロディで面白かったです。日本各地のポスターデザインもインパクト大で印象に残るものばかりでした。

私、滋賀県のポスターで狸の腹が透けて琵琶湖が映っているのにロマンを感じました。

みうらじゅんさんはグラフィックデザインの才能があるなーって思っていたら撮影禁止ゾーンにスクラッチブックのページが展示されていて凄まじかったです。コロナの巣篭もり期に雑誌を切り抜いて貼っていったもので、なるべく頭を使わずに直感的にレイアウトしているそうなのですが意味もないのにど迫力で面白いのです。

そしてその撮影禁止ゾーンを出たら、コロナ禍の巣篭もり期に描かれた大量の絵がズラリと展示されていました。

先程のスクラッチに通じる、色んなモチーフが散りばめられた意味不明な絵なのですがエネルギッシュで異様で大量で面白いのです。

所々繋がっていて連作になっているな、と思っていたら最後にドーンと壁を埋める形で絵が展示されていて、横並び展示では気づく事が出来なかった四方上下の繋がりに気づけました。

気まぐれではなく実はけっこう計画していたのか?と思ったのですが全部の絵と絵が繋がっているわけではなく、繋がっていても意味不明だったりします。 面白い。

岡本太郎氏が推奨している「でたらめ」の様だと思いました。絵は、どこまでも「自由」そして「アイデアとは既に有る物の新しい組み合わせ」なのだと教えてくれます。

その後、街中の看板などから般若心経の文字を拾って写真に撮り、写経とした展示や街中で見かける「since」の文字を撮ったコレクションの展示がありました。

「since2019」など新しい年数の物を見ると珍しくて四葉のクローバーを見つけたみたいな喜びを感じてしまいました。

冷蔵庫マグネットコレクションは本物の冷蔵庫が掲示板として置かれていました。上から下までビッシリ冷マで埋め尽くされていました。

意味不明でも数が多いと感動を呼び起こされます。やっぱり数は力です。どうやってコレクションや作品を維持管理しているのかが気になりました。その手の本をかいてないかしら?

みうらじゅん氏は名前の通り「純」で両親に愛されて育ち、少年時代にハマった仏様の世界観が全ての基礎となり溢れんばかりの愛と情熱と知性をもって私たちをクスッと笑わせてくれるのでした。

とても面白く楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© かきのタネ , 2024 All Rights Reserved.