王道と覇道それぞれの時代
昨今、世の中がおかしいと思う事が多いけれど
これは時代が変わりつつあるのかな、と思う。
思うに、時代には王道と覇道と二つの道があって
世の中がどちらの道を通るのかで
時代が大きく変わるのではないかということ。
王道というと当然の道、当り前、みたいに思ってしまうけれど
「帝王が仁徳をもととして国を治めるやりかた」ということで
人を大事にしましょうね、優しくないとダメですよってなカンジ。
「そんなのあたりまえじゃーん」
と言えるのは今までが王道の時代だったって事
実は王道の時代と覇道の時代は交互にくるんだろうな、と思う。
各時代で「あたりまえ」が違うんだろうな、と思う。
王道と覇道と陰陽の関係にある気がする。
覇道というのは力あるものが力ですべてを押し通す道で
力さえあれば
傲慢で自分勝手で無慈悲であることが認められるようなカンジ。
力のある人にはいいでしょう。
弱い人は死んじゃう・・・。
実力主義で弱肉強食で人に優しくない。
それは下克上の時代、戦国時代、乱世にあたると思う。
乱世の覇者は
自分の気に入らない者ややり方を排除して滅ぼして
残ったものに自分の都合のいいやり方を押しつけて
「天下泰平」とか言って 安心、安全な統治社会をめざす。
その頃から時代は王道の時代になって
人に優しくしようって風になるのかも。
時代は覇道と王道を行ったり来たりして
人類を更新していってるんだと思う。
乱世の覇者や英雄、王者など才能ある何人かの仕業で
その他大勢が迷惑被っているように思うけど
実のところ多くの人が何を望んだかで流れができてきて
覇者も王者も英雄も時代に選ばれちゃった人。
同じ時代が長く続くと良くも悪くも固定化されてしまうし
上手に回っている仕組みの意味が分からなくなって壊したくなる。
「なんでこうなってるの?もっと自由になりたーい」って
多くの人が飽きて理想がかわってくるんだろうな、と思う。
理想が変わる時、「あたりまえ」も変わってくる。
今は王道から覇道の時代の更新期で
信じられない事やあり得ない事がどんどんまかり通っていく。
ヤダな~~