ベーシックインカムとはどんなものなのか?
先日ラジオ「session22」で「ベーシックインカム」の話を聞きました。
駒沢大学講師 井上智洋先生がゲストで
ベーシックインカムの起源や世界の反応など色々話してくれました。
目次
ベーシックインカムとは
18世紀のイギリスでトマス・スペンス等思想家が提唱しだした
国から国民全員に毎月一定額のお金が支給される制度です。
社会保障で景気刺激策というより国民生活を支える制度です。
共産主義とは違って
計画経済とか言ってノルマを国民に課したりしないし
どんなに働いても貰えるお金は同じってな風に労働意欲をそぐものでもない。
頑張れば頑張った分だけ収入は増えます。
よく聞く似た言葉は「ベーシックキャピタル」ですが
あれは一括でドカンと支給してくれます。
「ベーシックインカム」は月ごととか年ごととかに定期的に支給してくれるもので
「インカム」は所得。「キャピタル」は資産。という違いです。
イランでは1年に90万円 ベーシックキャピタルで支給した年があったとか。
天然資源が売れて国民に還元!って支給額は定まってないようです。
天然資源は国民の財産として、収入があれば国民の所得にする。いいやり方だと思います。
天然資源でベーシックインカムを実行した国と言えば「ナウル共和国」!
世界で唯一ベーシックインカムを実行した国です。
ナウル共和国の場合
ナウル共和国はオセアニアにある小さな島国で
もとは自給自足の漁業の島だったのですが
「リン鉱石」の輸出で潤いました。
医療も教育も無料で結婚したら政府が新居を提供してくれる。
その上ベーシックインカムもあった!
幾ら支給されていたのか分かりませんが
国民の9割が無職でそれでもベンツがいっぱいあるくらい裕福だったとか。
なんか、働かなかったらお店とか無くて買い物もできないのでは?と思ったのですが
外国人経営者の営む商店が無数にあって
みんな炊事しないで買い食いしまくり世界一の肥満国にまでなりました。
そして20世紀末にリン鉱石が枯渇してしまったのですΣ(゚д゚lll)ガーン
国民のほとんどが働くことを知らなかったという・・・
その上、食糧や燃料がほとんど輸入で島の外から運ばれていたという
オーストラリアから難民を受け入れる代わりに援助をしてもらったり
色々するもののうまくいかず
一時暴動になり外国との通信手段が切れて国ごと消息不明に!
大統領が各国に緊急支援を要請して
現在、外国の支援でなんとか暮らしてるって
えっ支援なの?(;・∀・)
その場しのぎな気がする問題先送りな感じが
今の子供が大人になる頃には働くのが当たり前になるだろうって
大人カッコ悪!:(;゙゚’ω゚’):
なんかしかし、この国は外国資本にいいようにされた感じがします。
国民がアホだから? 日本人も十分アホだから 他人事と思えないわ(;・∀・)
ベーシックインカムによってダメになった例としてあげられる「ナウル」
ベンツが買えるくらいの高額を支給しなくてもいいのに・・・
なんとなく政府に外国の資本家からの指図が入ったんじゃないかな?
国民が総消費者になる様にって。
井上先生の提案
井上智洋先生は今の日本で
国民全員に毎月7万円支給したらどうか?と言っていました。
私、大賛成です(^O^)
とってもトキメキますヽ(´▽`)/.+*:゚+。.☆
財源は税金で所得税を25%アップしたら出来るそうで
年収400万~500万円の世帯なら貰う額のほうが多いようで
年収500万円以上の世帯などは払う額の割にもらう額が低く
キツイのですが累進課税しないならいいんじゃないかと。
これぞ富の再分配ですよ。
7万円という額なら働く意欲をそがないでしょうと。
子供にも大人にも富める者も貧しい者もみんなに同額配る。
今の社会保障は線引きがあるのでギリギリ貰えない人達が反発する。
その点を解決しますし行政もシンプルで楽になるでしょう。
障害者支援などの制度は今までどおりで生活保護の代わりとして
まずは実験で国民全員に毎月1万円支給してみては?と
私、めっちゃ大賛成ですヽ(´▽`)/
トキメキます。
安倍総理なんかは全然その気が無いようですが
韓国の大統領候補がベーシックインカムに乗り気だとか
なんか韓国に先越されると悔しい気が・・・(;´∀`)
と、いうか
韓国の方が不況が深刻なのかも(;´∀`)
韓国の方が先に絶望して先に発展するかもしれません。
マジで
いい手本になってくれれば幸いです(´∀`)
毎月7万円の支給があったならば
もう不況が長くてみんな財布の紐が固いから
何を作ろうが売れない時代じゃないですか
「ベーシックインカム」は
そんな時代を突破する希望に思えますヽ(*´∀`)ノ
資本主義における物の売買にもいいと思うんですが
私は月7万円支給があると
農業やら狩猟採集とか手仕事とかとか
自給自足がしやすくなるんじゃないかと思ってます。
「業」っていうのかな?
人に対するサービスみたいな「仕事」とまたちがう
お金にならないけど自然な人間らしい生きる術ってあるじゃないですか。
昔の人がやっていたような生き方です。
まるっきり昔と同じにはならず
資本主義経済とリンクしてやっていくんですが
晴耕雨読で生活出来たらいいなって思います。
毎月の現金収入が少し有るか無いかが大きいんですよね。
そういう生き方が増えると環境にも優しいし健康にもいいし
強く逞しい国になる気がします。
井上智洋先生はAIが発達した将来
ベーシックインカム無しでは世の中立ち行かなくなるんじゃないかって言っておられます。
それは思うところあります。
今度AIについてもブログ書きたいと思います。
参考リンク
https://matome.naver.jp/odai/2133740754006424601
http://ms.cocolog-nifty.com/ms/2010/06/post-391d.html