主婦をしながら漫画・イラスト制作してます。常夏さわやのブログ

映画「進撃の巨人THE LAST ATTACK」を観てきました

 
この記事を書いている人 - WRITER -
常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

11月8日の最後の時間帯にグランドシネマサンシャイン池袋で映画「進撃の巨人 THE-LAST-ATTACK」を見てきました。

「進撃の巨人」は、大好きなので、またじっくりこのブログで書きたいと思っていますが

ここでは映画のことだけを書きたいと思います。

映画、はじめてムビチケを使いました。特典のクリアファイル欲しさに頑張りましたよ。

11月8日は封切りの日。この日に見に行ってよかったと思っています。

映画が始まる前にスクリーンに文字が

エンドロールのあとに映像があるので最後まで席を立たないようにって案内が出てて

そんなに期待せず本編を見ていたのですが、最後、ね、特典映像に「進撃のスクールカースト」が!

最後にこんなミニアニメを用意してくれるとは豪華で驚きました。

面白くて笑いました。

翌日になるとこのサプライズが公式Twitter(X)で公表されていて驚きました。

ええんかい?って。映画見てきた私達が黙っていたのに公式がネタバレとは!何考えているのか。

なんなら初日から予告していればいいのに。と思います。

最初につまんないことを書いてしまいましたが

映画、よかったです!

コミックス33巻の冒頭から始まります。

アニメと内容は変わらないのですけど、アニメで見た時は初観で(コミックスは後から読んだ)

内容を追うのに一所懸命で分かっていないところも多かったと思います。(コミックスの最終巻はまだ読んでいない)

今回映画で見るとまた違った感じがした所がチラホラ。同じ感じもあって両方美味しい。

アニが可愛いですよね。この辺になるとマイルドというかキツさがない。

アニが戦わないって言って離れていくじゃないですか

そこで戦いに行くメンバーが「またねー」って手をふるの

「またねー」なんだって思いました。

こんな、世界が滅びそうなときに、ここでお別れしたらもう二度と会えないかもしれないのに。

アニ、ホントにアルミンと離れて良いのかい?こんな別れ方でいいのかいって思いました。

 

皆わりと明るいんですがフロッグの登場で皆の余裕がなくなってしまう。

フロッグがミカサの銛に打たれてワイヤーに吊られる絵が凄いなって。

残酷な絵なんですがバシッと決まってるんですね。

そして、ああそして、映画が始まってまだちょっとしか経っていないのに

ハンジさんが時間稼ぎに一人巨人に挑んでいく。

リヴァイとの別れ。

リヴァイの目がアップになりますよね。

うん。あれいいですよね。

あのシーンはめっちゃ好きです。

その後のハンジさんが「巨人ってやっぱり素晴らしいな」っていうシーンも好き。

ハンジさんが最高に素敵だと思うシーンです。

飛行艇がギリギリにようやっと飛び立つのはハラハラします。

 

飛行艇で皆が泣いているときにリヴァイが泣かずに

「じゃあな、ハンジ。見ててくれ」という所、好きです。

本人の前ではずっと「クソメガネ」って呼ぶのに、ここでは名前を呼んでいる。

「じゃあな」っていうのが「またね」みたいで

今生の別れよりも近いところに居るような感じが好きです。

 

その後、座標に皆が呼ばれて(アッカーマンが座標にいけるのか?と思うけど)

エレンの姿を追っかけていって、エレンが子どもなのも怖いんですが

前進していたのが元いた場所に戻るっていうのにゾゾ~~とします。

話し合いは無用だと話すために呼んだ。っていうのは

そのまますぎて凄いな~って思います。

ミカサがエレンの罪を背負いたいと言うのがなんといじらしい。

 

飛行艇から飛び降りていくシーンは圧巻です。

久々にアニメーションで立体機動が見てれて、大画面でBGMも合っていて血湧き肉躍りました。

リヴァイ兵長の着地っぷりが素晴らしく華麗なのです。

負傷していても達人の立体機動って感じでした。感動です!!

 

戦っていって 敵が歴代の9つの巨人だと分かるシーン

あの絶望感たまりませんな。

あまりに大変な戦いで、どうやって逆転するのか忘れてしまいました。

リヴァイがジャンが弾き飛ばされるのを身を挺して守って骨に叩きつけられたり

コニーがヘビ巨人に襲われそうなのを守って、足を噛まれたりしたじゃないですか

獣の巨人を倒すために、ここに来ているのだろうに、その誓は絶対だろうに

もう仲間を失いたくないと伝わってきます。

「へいちょー」って叫びたくなります。

 

ファルコが来てホントに良かったです。アニも来て最高です。

戦線離脱した仲間が再び参戦してくれてピンチを救ってくれるって、めっちゃいい。

やってきてアルミンにすぐ会えないのは可哀想。でもすぐに状況を飲み込んで前向きになっている。さすが。

アルミンが居ないのでリヴァイが指揮を取っていて、兵長めっちゃ頼りになります。

 

アルミンが自分に動け動けって言って泣いているシーンはすきです。

僕は僕が嫌いだ~って言っているところに共感

でもアルミンは賢いから、できることを見つけてジークと話し合う。

ジークの話は諦めた年寄りくさい話だけど、アルミンが葉っぱを拾い上げて

昔を思い出して 僕はこのために生まれてきたんじゃないかと思えるって言う

あのシーンは良かった。ジークも野球ボールを手にして昔を思い出して

意味のないことのために生きていていいと思える。

最高です。

グリシャやベルベルトも現れて、力を借りれる。

うれしいですよね。最高の展開です。

 

オカピをガビが撃つのもタイミングが良くていいですよね。

ガビをリヴァイが支えてくれているのがまた嬉しい。

オカピからアルミンが吐き出されてすぐ、足を貫かれるんですが

全くひるまず雷槍を打ち放したアルミンかっこいい~~~つよ~~い!!

 

ジャンが壊れかけた立体機動で首元に行くのも良い。

ピークちゃんが頑張ってくれてて共闘出来ていて・・・

あの子が調査兵団の制服をずっと着ているのがね、

なんでだっけなって思ってしまった。コートを脱ぐ機会がないままだったのか?

他の誰も自由の翼を付けていないのに、どうしてこういう服装になったんだったか

ピークちゃんは「私も立体機動ができたらいいのに」って言っていたし

調査兵団になりたかったのかも。と思ってしまいました。

レベリオ襲撃では散々で悔しいこともいっぱいあるだろうに

マーレの戦士としての役割を果たすって、誇り高いまま参戦してくれてて

いわばライナーやアニもそうなんだけど

殺し合った者同士で共闘しているのって最高ですな。

 

アルミンがエレンと二人になって世界を旅して子どもから大人になっていって

青い海でミカサの話をする所が好きです。

アルミンがエレンをぶん殴ってくれて、ミカサのお父さんみたいだなーって良いやつだなーって

エレンのカッコ悪い本音も好きです。寿命があと4年しかないって嘆くのがなんとも可哀想になります。

世界の8割の人を踏み潰した罪を罪と感じていて、アルミンもそれを分かってくれて

一緒に罪を背負うことを言ってくれる。アルミンほど賢い子が言うのはとても重いです。

抱き合う二人の友情に打ち震えます。

もう「THE-LAST-ATTACK」はアルミンが主人公だと思います。

 

エレンから出てきた始祖の素ウネウネが煙をばらまいて

「ラガコ村と同じかも」って

リヴァイ兵長がすぐに「巨人の力を持つものとアッカーマンは別だろう」と言って飛び立つ

私は兵長の判断の速さに惚れ惚れしていていたので

この辺がよく分かっていなかったのですが、ラガコ村と同じって煙を吸ったら無垢の巨人になるってことなんですね。

今回映画を見てようやく分かりました。

あそこまで生き残った人達が、親子の再会をしたと思ったら

あの煙で無垢の巨人にされてしまって始祖の素ウネウネの味方となって

ウネウネを必死で食い止めているライナー達に襲いかかるという鬼展開だったのですね。

もうミカサもエレンを切らなきゃいけない。

エレン本体の首を切ればウネウネも止まって巨人の力が消えるだろうと。

なぜ本体が口にいるのが分かったのか分かりませんが(映画見てもわからんかった)

ミカサが決意して皆に援護を求める。「了解だミカサ」っていうあそこが好きです。信頼関係極まれり。

手負いのリヴァイが気合で活路を開いてくれる。傷も開くがそれでも進む。もう兵長の頑張りで震えます。

ミカサがエレンの首を切る時 エレンと目が合う。サーッと淀みなく刃が通って首が切れる。

きれいなんですよね。

ミカサが切った首を抱えてキスをしますが、このキスって最初で最後なのかもしれないと思っています。

二人は近すぎて、いつもそばに居て大好きなのに一線超えていない感じがします。

ミカサはエレンを、ユミルが王を愛していたのと同じくらい愛しているのに

ミカサとエレンの愛と信頼の到達点がここだと思うと、あまりに可哀想です。

進撃の巨人は実はラブストーリーなんだと思います。運命に翻弄された恋人たちの愛と信頼の物語。

映画館はカップルや若い女性がいっぱいでした。可哀想過ぎる結末が心を掴んで離さないです。

 

あと、ぐったりしたリヴァイが「お前ら見ていてくれたか」と死んだ仲間の亡霊に敬礼を捧げて涙を流します。

リヴァイはここまで一度も敬礼をしたことがなかったと思います。涙を流すのも。

ずっと堪えていたものを自分に許した感じがします。いままでどんなに頑張っていたのかと思います。

 

実は、私はアニメを見た時は、ただ受け止めるだけでリヴァイが生き残ってくれてホッとしたのですが

時間が経つと、こんな、前線で活躍していた人が傷痍軍人となって生き残るのは不幸なのではないかと思い

涙を流したシーンで命が尽きたことにすれば良かったのに。と

ハンジさんみたいに仲間のもとに行かせてあげればいいのにと、思うようになっていました。

しかし、しかし!映画を見て、しばらくしてからまた、思い直しました。これでいいのだと。

ミカサといい、リヴァイといい、愛する仲間を討ってきた最強の兵士は、こうなる定めなのだと。

強い人は孤独になるのだと、愛する仲間を討った代償を人生にしっかり負うのだと。それが物語なのだと思いました。

 

戦いから3年が経って、ヒストリアの視点でパラディ島の様子が語られて・・・

なんで軍拡してるの?って思いました。

もう私は、アニメを初観した時は、この辺の世界観が全然分かっていませんでした。

(アニメは駆け足だったよね?)

映画を見てようやく結末が分かりました。

ヒストリアは進撃の巨人に予知夢を見せられて戦わないために戦わねばならないと

軍拡を進めているが、そのさきのことは予知夢になくて自分たちで選ぶつもりでいると。

軍拡はおそらくパラディ島が世界の支配をする機会を逃さないってことなのかな?

 

天と地の戦いの舞台は大陸の方で、戦いのあと、生き残った人々は復興を頑張っていて

ガビやファルコやオニャンコポンも復興に尽くしていてリヴァイも子どもの相手とかしてて

イェレナも居るからヒィズルの船に乗っていた人々も合流できたのかな?

ジャンとコニーとライナーとアルミンとアニとピークちゃんは大陸からパラディ島に

平和交渉の特使として向かっているという。

ピークちゃんがまだ一緒に行動してくれているのがなんとも嬉しいです!

彼女だけパラディ島が初めてだと思います。

 

地ならしを止めて終わりじゃなくて

エレンを討って、巨人の力を無くして終わりじゃなくて

踏み潰された世界の復興と世界の平和のために活躍するという

英雄の仕事はつきない。

なんとも現実的で良いと思います。ホントに丁寧です。

 

パラディ島が世界を支配するには平和交渉などもってのほかなのだけど

このメンバーが特使になっていたら話を聞かずにはおれないよねって。

ホントにそう。このアニメのナレーションって全部アルミンの声優さんだそうです。

アルミンが語っている物語だったらしい。

 

ミカサは先にパラディ島に帰っていて(どうやって帰ったのかは分からんかった)

エレンを思い出の木のもとに葬っていて、鳥がくるのはエレンの魂がやってきてるのかな~

よくわからないけれど、やっぱり10年くらい引きずりそう。

 

最後の最後にエレンの首を葬った木を軸に時間が流れる描写がでて

ミカサが誰かと一緒になって家族を作って、エレンの墓参りに皆で来るようになって

ミカサが老いて亡くなって花を添えてエレンのそばに埋葬されて

よかったな~ってミカサ、良い家族ができて良かったな~って思います。エレンにとっても良いよね?

その後も時が流れて文明が熟して戦争して荒野になって 人類って愚かな歴史を繰り返すのか~って

巨人がいなくっても殺し合いはつづくのか~ってなるんですが

木がどんどん育っていって最後に少年に発見される時にはユミルが巨人化したときの木と同じ形になっているという。

ここにはエレンの首が葬られたわけだからウネウネになってしまっているんですね。

ここからまた巨人が生まれるのかもしれないと、すごい終わり方をしています。

こんな長い物語の最後に、遥か未来に始祖に戻る可能性をしめすとは、最高です。

 

映画の入場特典をもらいました。エレン嬉しいな。めっちゃ線がキレイです。

グッズもパンフも買いました。

パンフレットを見て、制作陣の作画の苦労が語られていたのが良かったです。

立体機動装置を身に着けて座っている絵が難しい。というのが笑えました。

髪がたなびくの描写が大変でコニーは髪が短くて良いとか。

アニメの1~3シーズンとファイナルシーズンは同じくらいのボリュームがあったとか。

1~3とファイナルで監督もスタジオも放送局も変わっているのですが

素晴らしい引き継ぎができていると思います。

私もファイナルシーズンってファイナルって言いながら長いなって思っていたんですけど

マーレ編になって物語は折り返していて収束に向かっていたのですね。

進撃のスクールカーストにはユミル親子が歩いているとか、ニコルがお店出しているとか

何回も見たくなるような仕掛けがあることを明かしていました。

また映画みたいです~。

この記事を書いている人 - WRITER -
常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© かきのタネ , 2024 All Rights Reserved.