主婦をしながら漫画・イラスト制作してます。常夏さわやのブログ

ジョジョ展に行ってきました。(長文)

 
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常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

8月31日(金)に「jojo展」を見に行ってきました。

これは荒木飛呂彦先生が30年間連載されてきた「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの原画展です。

シリーズは現在8部122巻まで出ていて今は第8部「ジョジョリオン」が連載中です。

私は雑誌でとぎれとぎれに読んでいて

すごい漫画だな、と思いつつ長編の最初から読むのはなかなかせず

今回の展覧会を楽しむためにTUTAYAで借りてきて1巻から読み始めました。

第3部からが面白い。と聞いていたのでそこから読もうかとも思っていたのですが

1巻から読んでいって良かったと思ってます。

人間関係がよくわかります。キャラに愛着湧いていいです。

全部すごく面白いです!!読まないと損だって言えます。

この漫画の一番の面白さは独特の戦い方と大興奮のバトルシーンなんだと思うのですが

私としては元気な男子が仲間同士でワイワイ言っているのがいいですね♥

ポッ(*´Д`*)

この展覧会は

東京の新国立美術館で8月24日から10月1日まで

大阪の大阪文化館・天保山で11月25日から1月14日まで開催されます。

チケットが完全日時指定制だったので

時間割で入場規制してて入ったらゆったり見れるのかと思ってましたが

めっちゃ混んでました。

行列!動かない行列!

平日の朝から大人がいっぱい。少年はほんのちょっとしか居なかったです。

30周年だからでしょうか?青年と中年が見に来てました。

男女は半々くらい?ひょっとしたら女の人の方が多かったかもしれません。

ここから先は

展示内容を語りまくっているので「ネタバレ嫌よ」って人はここまでにしてください。

 

はい。展示の内容ぶっちゃけます!

展示は主に漫画の肉筆原稿と大きなカラーイラストパネルでした。

入ったらすぐに大きなカラーパネルイラストがズラーっと並んでいてここだけは写真撮影OKでした。

最近の絵で東北と日本を応援している感じのイラストです。

カラフルでド迫力でめっちゃキレイ。

巨大パネル画はまっすぐ壁に展示されていて

肉筆漫画原稿はジグザグになった壁にズラーと展示されています。

肉筆漫画原稿を見る行列がジグザグのコーナーでダマになってて

パネル画の写真を撮っていました。

私は音声ガイダンスを使わなかったのですが

音声ガイダンスがいっぱい喋っている所で人が滞留しています。

思えば漫画原稿というのはB4サイズで壁に掛けて見るには小さいです。

ジョジョの絵はとくに緻密なので美術館展示はあまり向いてないです(;^ω^)

足もとに灰色のテープが貼ってあってその線の外からしか見れないのです。

私は叱られるまで近づいてじっくり見てきました(゚∀゚)

 

昔の原稿も最近の原稿も

千枚通しで穴をあけた痕があって職人仕事を感じました。

荒木先生は青色鉛筆でラフな下書きをして

ペン入れで一気に絵を仕上げているようです。

かなり描くのが速そうです。

原画を見ると描いた人のノリノリな感じが伝わってきます。

線を描くのが快感だったんだろうなって思います。

分かっていたけれど 改めて線がすごい!

シャープで切れが良くて正確で迫力満点!

繊細な戦慄の音楽を正確かつ大胆にライブで演奏しているような感じがしました。

同じたぐいの絵をずっと描いていってどんどん洗練されていったのが分かります。

カラーもたくさん展示されていて

普段モノクロの漫画を描いているのと同じ紙に

カラーインクやカラートーンを使って描かれていました。

古い絵はカラーインクの褪色は感じませんでしたが

カラートーンはズレたり剝がれたりしていました。

最近の絵は何に描いているのかよく分かりませんでした。

全部に言えるのは手間暇を惜しまず丁寧に描いていることです。

週刊連載でよくここまで出来るなぁって思います。

(会場見取り図↓)

中盤にこれまで登場したすべてのスタンドとその本体の絵が

名前入りでパネルで展示されていました。

こんなにも居たのかって驚きます。

スタンドのルックスとかどうやって考えるんでしょうね。

後半にキャラクター達の名ポーズを立体化したマネキンと

それに映像を投影するオブジェの展示がありました。

3次元でもジョジョ立ちは可能なようです。

そのオブジェの後に映像を見るコーナーがあって

トンネルみたいになっていて外からは見えないようになっているのですが

BGMが外まで響いています。

オブジェと映像作品は荒木先生以外の方が作ったんだなって感じがして

展覧会の濃度が薄まった感じがしました。

オブジェ置くスペースでもっと漫画原稿やネームや制作風景の写真とか

荒木飛呂彦臭を濃くするような展示をしてほしかったと思います。

アニメや実写のジョジョについては全然展示がありませんでした。

無くていいけどジョジョ展なのにちょっと意外でした。

更に奥には

荒木先生が展覧会のために描き下ろした12枚の大型パネル画があります。

見に来ている人と同じくらいの大きさに描かれたキャラクター達❤

私の好きなブチャラティもカーズ様も描かれていて嬉しい♪

その12枚のパネル画の制作風景と荒木先生のインタビューが映像で流れていました。

そして映像で出てきた下絵や先生の使っていた画材がショーケースに展示されていました。

ネームやキャラ表(身辺調査表)の展示もありました。

身辺調査表は60もの項目があります。

あと制作の分析がまとめてパネル展示されていました。

ポーズや配色については西洋美術から大きく影響を受けているとのこと。

演出はホラー映画から多く学んでおられるとか。

荒木先生はホラー映画を見ると癒されるそうです(;^ω^)

映画を見たらメモを取っていてそれをもう40年も続けているとか:(;゙゚’ω゚’):

出来れば先生の1日の過ごし方とか1週間のスケジュールとかも教えてほしかったです。

興味津々です!!

(グッズ販売所 図↓)

展示が終わると

グッズ販売所が設けられています。

ここはすごく効率化していて

グッズの実物展示の他に

グッズの一覧表がデカデカと貼ってあって

各グッズに番号が付いています。

買う物を決めたらレジに行く手前で

スタッフが描き込み用のグッズ一覧表(注文表)をくれます。

欲しいグッズの個数を描き込んでスタッフに渡すと

注文表の端っこの番号札を切ってそこだけ渡されます。

この番号札は色分けされていてその色のついたレジに並びます。

レジで自分の番が来たら

先ほど回収されたグッズ一覧表がレジスタッフに回されていて

こちらの持っている番号札と照らし合わせて注文の確認をとり

「間違いないですね」とお会計をします。

とてもスムーズで感動しました(≧∇≦)/.+*:゚+。.☆

ちなみに私が買ったのは第2部のジョセフの正面顔クリアファイル1枚。

これが一番カッコイイと思いました。正面顔がたまりません!

欲しいのに品切れで買えないものもありました。残念。

 

朝10時に入って出たのは13時半でした。

とても充実した展示で満足ですヽ(*´∀`)ノ

 

 

 

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