日系移民の展示を見て印象に残ったこと
横浜にあるJICAの海外移住資料館の企画展示
「広島から世界へ -移住の歴史と日系人の暮らし-」を見てきました。
https://www.jica.go.jp/yokohama/event/2016/ku57pq00000gmjia.html
や~無料でこんなにも見せてくれるのか~って感心しました。
けっこう広い面積を取っていて
昔の人の写真とか文章とか
家具、道具類の展示が見れました。
サラッとしか見てないんですが
100年以上前から多くの日本人が海外に移住してたんですね。
広島県がダントツで移住者人数が多かったです。
他は九州、北海道が多く
東北は全然でした。
初めは出稼ぎだったのがいつしか移住になって
ホントに移り住む。
飛行機もインターネットもない時代に
はるか遠く南米の地に行って
開墾して豊かになろうって
スゲエな・・・(;・∀・)
途方もない気がしますが昔の人はやってたんですね。
移住者の荷物の展示がありまして
柳行李やらトランクやらに
辞書とか「家庭の医学」とか重そうな本をぎっしり入れてたり
草履とか下駄とかなんか履物が目立ってました。
浣腸セットや風呂敷や裁縫道具
日本で結婚してすぐに移住して南米で新婚生活するとか
荷物を何を持っていったらいいのか分からないから
普段使っているもの全部詰め込んだって。
嵐にさらわれるみたいですね(;^ω^)
心の準備は船で時間をかけていくからいいのかな?
下手に情報がないからこそ
希望を持って臨めたんじゃないかと思います。
あと
お百姓さんは自給自足できる技術があるから
どこでも生きていく自信があるんだろうな。
素晴らしい。
そして逞しい。
広い土地があれば豊かになれるって
広い土地がなければ豊かになれないって思っていたんでしょうね。
日本に居てもしょうがないって気がしてたんだろうな。
日本に居るうちからけっこう苦労していたんだろうな。
(´・ω・`)
日本人のための日本人による小売店の展示で
洋風の食器や食材に混じって味噌とか醤油とか
下駄があったのが印象的でした。
洋服生活してるんでしょうがまだ下駄とか草履は要るのね。
味噌とか醤油が離れられないのは分かるけど
下駄もなかなか離れられないものなのね。
南米の気候風土でも便利だったのかな?
なんだか履物が気になってしまいました(^_^;)
「晴れの日の食卓」という展示が有って
ブラジル料理と日本料理が一緒に食卓に並んでいるの
海苔巻きやお新香とかといっしょに
黒インゲンと肉の煮込みやデカイ肉の焼いたのとか有って
美味しいものに垣根は無いって感じがしました(´∀`)
ちなみにJICAの3階に社員食堂がありまして
https://www.jica.go.jp/yokohama/office/restaurant/
よその国の料理が多数あり、一般客もリーズナブルな価格で食べられるとのことで行ってきました。
ブラジル料理の黒インゲンと肉の煮込み「フェジョアーダ」を食べてきました。
見た目はけっこう黒くてお汁粉みたいな色合いでした(^_^;)
基本的に塩味なのですが牛肉のコクが濃く、ご飯に合っていて美味しかったです。
JICAは素敵な施設でした。
図書室あるしロビーでもあちこちに無料で見れる展示スペースがあるし
楽しく勉強できる感じです。
ちょっと建物が独立していてテクテク歩かないと行けないんですが(^_^;)
青年海外協力隊や国際社会、文化人類学などに関心のある人にはオススメです。
https://www.jica.go.jp/yokohama/office/history.html