主婦をしながら漫画・イラスト制作してます。常夏さわやのブログ

センチメンタルな片付け

 
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常夏さわや(tokonatsu sawaya) 1981年神戸市生まれ 現在埼玉県川口市で夫と二人暮らし。  まんが、イラストの受注製作をしています。

先日 2泊3日で故郷神戸に一人で帰っていました。

友達に会って家族と遊んで押し入れの片づけをしてきました。

前々から親に

引っ越して落ち着いたら実家の押し入れの片づけをしなさい。と言われていたので

要るものは持っていく。要らないものは捨てて良いと分類する。

という作業をしました。

 

幼少期に愛したヌイグルミ達を一同集めてゴミ袋に入れて捨てて良し。としてきました。

ずっと前にヌイグルミは卒業して隅に追いやってしまっていました。

幼少期には肌身離さずだっこしていて寝る時も一緒で

嬉しい時も楽しい時も悲しい時も寂しい時も

ずっと一緒に居てくれる大事な大事な存在でした。

忘れたわけではありません。

それでも今もずっと大事にしていられるかというと

そうじゃないので

持っていった先々で邪魔に感じてしまうんだろうから

やっぱりキチンとさようならしようと。

いつの間にか捨てられてました。というより

自分でちゃんと捨てるように構えた方がいい。

人形の神社に託したりどんど祭りに入れたりするのがいいのかな?とも思いましたが

大がかりになって後回しになるので

今度のゴミの日に出してもらう事にしました。

私の愛したヌイグルミは両手に抱えきれないくらい数があります。

全部貰った物です。

大人だけじゃなくて子供だった姉たちや友達も

何人もの人が幼い私を喜ばせようとしてくれたんだなって思いました。

ヌイグルミのための服も作ってもらったりしてました。

特に愛した手のひらサイズの兎のヌイグルミは

着替えもいっぱいあったしミニチュアの手提げカバンもあったし

ノートなんかも作ってもらっていました。

私もこのヌイグルミを可愛がったけれど

私自身がずいぶんと可愛がられていたんだな、と思いました。

ヌイグルミは何回も目が落ちてそのたびに付け直してもらってました。

振ると内蔵されている鈴?がチョピチョピと今も昔と同じいい音がしました。

大勢居る愛した者をどれか一つ選んで持って行く。というのは止しました。

みんな一緒だからいいよね。と

みんなありがとうって声をかけて袋を閉じました。

やっぱり涙が出ました。

長いこと目を向けず死蔵してきたくせに。

これでいいんだって思っているくせに。

別に悪い涙とは思っていませんが何の涙かも分かりません。

きちんとお別れできるのは幸福なことだと思います。

押し入れの片づけはもっと潔くバンバン捨てていけると思っていたのですが

思った以上に捗らず、元気がどんどんなくなっていきました(´・ω・`)ショボーン

片付けって自分と向き合うのですね(´・ω・`)

長い年月を経た物達を片付けようとすると

どんどんセンチメンタルになって元気がなくなっていく・・・・

昔の自分の描いたモノとか

自分が思っていた以上に下手で汚くて見てらんないんですが

捨てられなかったです(´д`)

もっとどうでも良い物として扱えると思っていたんですがそうでもない。

悔しいことに今の私が過去の私の熱量を上回ってないからです。

人生の中でこんなに熱量があった事の証拠を無くせない。

潔くなれなかった(´;ω;`)情けない

箱を入れ替えたくらいしかしてない。

結局まだ押し入れに置いてきました。

実家の親に片付かなくてゴメンナサイ。

それでも押し入れは大分スペースが空きました。

ヌイグルミも手放したし

溜め込んでいた資料もいっぱい手放しました。

見ない資料は要らないですね。って開いたらけっこういいのが有るんですがワリと頭に入っていました。

いつか描こうと思っていた日本画のボードとか画材が 当分描かないだろうなって( ̄▽ ̄;)

好きな物、興味のある物でも いま続けている事の分しか持っていけない。

これからの自分に役に立ちそうなものしか持っていけない。

引っ越したって言っても終の棲家じゃないし広くないし。

これを捨ててこれを持っていくのかーっていうような分別になっていました。

物そのものの価値とはまた別だな。と

自分で整理せなアカンですね。

実家は5人家族で住んでいた家で今は両親が終の棲家として二人で暮らしてます。

なんだかんだ言って捨てられなかった私の物をまだ置いてもらってます。

いつか私がもうひと皮むけたら なんとか片付けられるハズ・・・・。

がんばります。

 

 

 

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